3. CI/CDパイプラインの登録

以下の図に示すように、Qmonus Value StreamにCI/CD パイプラインを登録します。NginxやLoad Balancer リソースのデプロイを行うPipeline、デプロイしたアプリケーションにアクセスするためLoad Balancer の外部IPアドレスを取得するPipeline、そして、それら2つのPipelineの実行を制御するAssemblyLineを作成します。

3-1. Pipeline Manifestの生成および登録

リポジトリに含まれるQVS Configファイルをコンパイルし、Qmonus Value StreamにPipeline Manifestを登録します。

今回コンパイルして生成されるPipeline ManifestにはTaskとPipelineの2つの要素を含みそれぞれ下記のような役割を持ちます。

Name	Description
Task	CI/CDパイプライン中に実行する最小単位の処理の定義
Pipeline	Taskを順序制御するための定義

Qmonus Value Streamでは、1つのPipelineを"Stage"と定義しています。今回はTaskを逐次実行するDeploy用Pipelineを登録します。 Pipelineは、逐次実行に加えて、並列でTaskを実行することも可能です。

QVS Configファイルのコンパイルは以下の手順で行います。

左メニューより、AssemblyLineを選択します。

画面上部の COMPILE & APPLY PIPELINE/TASK ボタンを押下します。

Applicationの一覧からNginx Demoを選択します。
GitRevisionにmainと入力します。
画面右下の COMPILE ボタンを押下します。

処理が完了したら画面下部のAPPLYボタンを押下します。

Applyが完了したらAssemblyLineの画面に戻り、画面右上のPIPELINEボタンを押下します。

Pipeline一覧にnginx-demo-deployとnginx-demo-resolve-ip-address-after-deployが表示されていることを確認します。
再度AssemblyLineの画面に戻り、画面右上のTASKボタンを押下します

Task一覧にnginx-demo-git-checkout、nginx-demo-compile-design-pattern、nginx-demo-deployment-worker、nginx-demo-resolve-ip-addressが表示されていることを確認します。

以上で Pipeline Manifestのコンパイルと登録は完了です。

3-2. AssemblyLineの登録と確認

Pipelineを直列・並列に組み合わせて、ビルド・デプロイ・リリースまでのCI/CDタスクを一気通貫で行うワークフローの定義である、AssemblyLineを登録します。

AssemblyLineとは

AssemblyLineとはPipelineとTaskを直列・並列に組み合わせたCI/CDタスクのワークフローです。各リソースの関係は以下のようになっています。詳しくはCI/CDパイプラインリソース説明を参照してください。

左メニューより、AssemblyLineを選択します。
画面上部の NEW ASSEMBLYLINE　ボタンを押下します。
AssemblyLineの編集画面に移動したら、画面右上の IMPORT ボタンを押下します。
インポート画面に移動したらassemblyline-staging.yamlの内容を全てコピーして、ymlエディタに貼り付けます。AssemblyLine Manifestの内容についての詳細はこの後の解説パートで説明します。
IMPORT ボタンを押下します。
インポートに成功するとAssemblyLine登録画面に内容が反映されます。
画面下部の SAVE ボタンを押下します。
登録が完了するとAssemblyLine一覧画面に遷移します。画面中央に表示されるstaging-deployを選択します。