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2. アーキテクチャの選択

ここでは、本チュートリアルで使用する 3-tier コンテナアプリケーション用の QVS Config をダウンロードし、ご自身の持ち込みリポジトリに格納します。

QVS Config は デプロイされるインフラストラクチャ構成が記載された設定ファイルです。 Qmonus Value Stream はリポジトリ内に存在する QVS Config を読み取り、インフラストラクチャの構成やアプリケーションのデプロイを行います。

2-1. QVS Config の生成

  1. 左メニューから Infra/Pipeline を選択し、表示された画面右上の CREATE INFRA/PIPELINE FROM CATALOG ボタンを押下します。

  2. Select Architecture で スタンダードなWebアプリケーション構成を使いたい を選択します。

TIP

Architectureとは Architecture は Qmonus Value Stream がデプロイするインフラストラクチャ構成です。 選択したインフラストラクチャ構成に基づき QVS Config が自動的に生成されます。 生成された QVS Config を利用してデプロイすることで簡単に特定の構成のインフラストラクチャをデプロイできます。

  1. Provisioning Target で Google Cloud を選択します。

TIP

Provisioning Targetとは Provisioning Target はアプリケーションのリソースのデプロイ先環境をどこにするかの指定です。

  1. Need で ローカルと同じ環境でそろえたい を選択し、 NEXT ボタンを押下します。

TIP

Needとは Need はユーザがインフラストラクチャ構成をどのような目的でデプロイするかの選択になります。 Qmonus Value Stream では、目的別に最適なインフラストラクチャ構成が用意されており、ユーザは自身の目的にあったインフラストラクチャ構成を選択してデプロイできます。

  1. Select Option では何も選択せずに、NEXT ボタンを押下します。

TIP

Optionとは Option を選択することで、Architecture、Provisioning Target、Need で選択した構成に拡張機能を追加できます。 Option を選択すると、Option に対応した QVS Config をダウンロードできるようになります。

ここでは Option を選択しませんが、後続のチュートリアルで、Option を選択し直すことで Architecture、Provisioning Target、Need で選択した構成を拡張する方法を紹介します。

  1. Download QVS Config で DOWNLOAD QVS CONFIG ボタンを押下します。

    この画面では選択した Architecture、Provisioning Target、Need、Option にしたがって、最終的に構築されるアーキテクチャとそのアーキテクチャを構成するクラウドリソースが図示されます。また、選択したアーキテクチャや Option などの情報も確認できます。

  1. DOWNLOAD QVS CONFIG ボタンを押下すると自動生成された QVS Config の zip ファイルがダウンロードされます。

    今回選択したアーキテクチャでは、3-tier コンテナアプリケーション(API Backend)をデプロイする CI/CD パイプラインと、API Backend をデプロイするための基盤となるクラウドリソースをデプロイする CI/CD パイプラインが作成されます。 このため、ここではそれぞれのパイプライン用に QVS Config が自動生成されるので、2つの QVS Config がダウンロードされます。

TIP

ダウンロードされる QVS Config の内容は Generated QVS Config yaml で確認できます。

2-2. リポジトリへの登録

上記の手順でダウンロードした QVS Config を、手順 1-1で Clone したリポジトリに格納します。

  1. ダウンロードした zip ファイルを解凍します。
bash
unzip <ダウンロードしたzipファイルのパ>
  1. 手順 1-1で Clone したリポジトリ直下にある .valuestream ディレクトリに解凍したファイルを移動します。
bash
mv gcp-shared-infra.yaml gcp-api-backend.yaml /path/to/your/repository/.valuestream/
  1. リポジトリに移動します。
bash
cd /path/to/your/repository
  1. 変更をステージに追加します。
bash
git add .valuestream/gcp-shared-infra.yaml .valuestream/gcp-api-backend.yaml
  1. リポジトリに変更をコミットします。
bash
git commit -m "Add QVS Config"
  1. リポジトリに変更をプッシュします。
bash
git push
  1. Git コミットのハッシュ値を取得します。
bash
git rev-parse HEAD

TIP

取得したハッシュ値は、後続の手順で使用します。値をテキストエディタなどにコピーしておいてください。

ハッシュ値を取得できたら、画面下部に表示されている NEXT ボタンを押下して、Application 作成画面へ遷移します。

QVS Config 生成の手順は以上となります。次章で引き続き Application および Deployment を登録します。